FXで勝ち続けるために欠かせないのが「自分だけのトレードルールを持つこと」です。感情や勢いに流されず、ルールに従って冷静にトレードできる人こそ、長期的に勝ちやすいと言えるでしょう。
今回は、実際にトレードをしている私のルールを交えながら、「トレードルールの作り方」を丁寧に解説していきます。
なぜトレードルールが必要なのか?
FXは相場の変動が激しく、時には大きな利益、時には大きな損失を生み出します。その中で、ルールを持たずにトレードすることは、地図なしで航海に出るようなものです。
特に初心者は「なんとなく上がりそう」「他の人が買ってるから自分も」など、感情や他人の意見に流されがち。しかし、それでは安定した成績を残すことはできません。
自分で決めたルールに従うことで、感情的な判断を避け、再現性のあるトレードが可能になります。
トレードルールの基本構成
トレードルールを作る際には、以下のような項目を明確にしておくことが重要です。
1.使用する時間足(環境認識)
2.トレードスタイルの明確化(スキャル・デイトレ・スイング)
3.エントリーの条件
4.利確・損切の基準
5.経済指標の扱い
6.メンタル・体調に関するルール
7.検証・振り返りの方法
では、私のルールを例にして1つずつ解説していきます。
私のトレードルール紹介とその解説
✅ 環境認識を行う
時間足は「日足 → 4時間足 → 1時間足 → 15分足」の順に確認します。
目的は「今の相場が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、レンジなのか」を把握するためです。
✅ MTF分析(マルチタイムフレーム分析)で方向性を決める
「上位足(4時間足)の方向に逆らわない」ことが基本です。
特に、4時間足と15分足の方向が一致している場面でのみエントリーします。
このようにルール化することで、「なんとなくエントリー」のミスを減らせます。
✅ 利確・損切は基準足で設定
私の場合は、1時間足を基準足にして、あらかじめエントリー前に利確・損切ラインを明確にします。
感情で利確・損切を判断しないためのルールです。
✅ スタイルは「デイトレード」
ポジションは1時間〜数時間で完結。
狙うpipsは数十pips〜100pips程度に設定。
日をまたがないため、リスク管理がしやすく、生活にも組み込みやすいスタイルです。
✅ エントリー条件は最低2つ
・チャートパターン(例:三尊・ダブルボトム)
・サポレジ転換(レジサポライン)
・ダウ理論(高値・安値の更新)
などを組み合わせて、根拠が2つ以上ある時のみエントリーします。
✅ 経済指標を確認
エントリー前には必ず経済指標カレンダーをチェックします。
重要指標(米雇用統計、FOMCなど)の前後はトレードを避けるルールです。
指標発表時は一時的に大きな動きがあるため、予測が難しくリスクが高いためです。
✅ フィードバック(反省)を必ず行う
毎日のトレードをトレード日記に記録し、エントリーの根拠・感情・反省点を振り返ります。
これは成長を加速させるうえで非常に重要です。
✅ 連続3回負けたら、その日はトレードをやめる
ルールを守れなくなりそうな状態のときは、潔く休むのも戦略の一つです。
連敗後は冷静さを失いやすいため、自動的にストップをかけるルールにしています。
✅ お酒を飲んだ日はトレード禁止
判断力が鈍るため、お酒を飲んだ日は一切トレードしないという自己ルールも徹底しています。
✅ 感情トレードは絶対NG
「取り返したい」「もっと稼ぎたい」などの感情が出てきたら即トレードを中止。
冷静な判断ができない状態では相場に立たないと決めています。
トレードルールは育てていくもの
最初から完璧なルールを作る必要はありません。むしろ、小さく作って、試しながら育てていくという感覚が大切です。
トレード記録をもとに、自分に合わないルールは削除し、効果があると感じたものを追加・改善していきましょう。
まとめ
トレードルールは、あなたを「負けるトレード」から守る盾であり、「勝ちパターンを繰り返す」ための道しるべです。
あなたもぜひ、自分に合ったトレードルールを持ち、感情に流されず、安定したトレードを目指してください。
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